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小形携帯機器向けワンセグ対応9.5ミリ角のTVチューナモジュール  アルプス電気は９日、携帯電話などの小型携帯機器向けに、ワンセグ対応ＴＶチューナモジュール「ＴＤＰＪシリーズ」を開発、今年５月下旬からサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は２万１千円。６月頃からの量産開始を計画、１０月には通信デバイス事業部相馬工場（福島県相馬市）で月産５０万個の生産を予定する。 新製品は、ワンセグ対応ＴＶチューナモジュールの小型化ニーズに対応、長年培ってきた高密度実装技術により、9.5ミリ角（実装面積約90.3平方ミリメートル）の小型化を実現した。 携帯電話への搭載を踏まえ、電話通信とテレビ放送受信が両立されるよう、携帯電話送信波抑制フィルタを内蔵。これにより、ワンセグ放送の周波数帯が、携帯電話通信の周波数帯に妨害されることなく受信され、美しい映像の視聴を可能にする。多様な環境でも確実に放送波を受信するために、ＬＮＡ（ローノイズアンプリファイヤ）を搭載し、弱電界での性能向上、および強電界による歪みが最小限となる回路設計を実現している。 外形寸法は9.5×9.5×1.7ミリメートル。受信周波数は470-770メガヘルツ。消費電力１８０ミリワット。最小受信感度（ＱＰＳＫ、符号化率1/2時）はマイナス９８デシベルｍ（１３セグメント換算）。 同社ではこのほか、外形寸法14.0×14.0×高さ1.5ミリメートルのワンセグ＆３セグ対応チューナモジュールも開発中で、５月開催のアルプスショー２００６に参考出品を予定している。 | ||||||||||||