電波プロダクトニュース
060308_01
世界最高の111万画素と輝度1400カンデラ/平方メートル実現の42/37V型PDP 富士通日立プラズマディスプレイ(FHP)は、42V型/37V型PDPで世界最高の111万画素と、1400カンデラ/平方メートル(42V型)の輝度を実現した新シリーズの量産を今月から始めたことを7日発表した。 大型の薄型テレビでは高精細化がトレンドとなり、フルHD(垂直1080×水平1920画素)の製品が店頭で目立っている。FHPはテレビメーカーにパネル供給を行っており「昨年後半から世界的に高精細化機運が高まる中での量産開始となった」と説明している。 新シリーズは同社6代目となる製品でシリーズ名はA4。独自開発の奇数ラインと偶数ラインを交互に発光させ、高精細化をはかれる駆動回路“ALIS方式”を採用している。 42V型と37V型の2モデルは、いずれも垂直1080×水平1924の解像度。前シリーズの垂直1080×水平1024×1024に対し5%画素数を増やした。画素の高精細化は、パネルサイズが小さいほど難しく55V型以下の量産PDP製品では最高となる。 高精細化で画素セルが小さくなると輝度は低下する傾向にあるが前シリーズと同じ値を保った。色再現を左右する蛍光体には新開発の赤色再現範囲を拡大したものを使い、従来からの緑蛍光体と合わせてNTSC比95%と最高水準の色再現比を実現している。 画質調整では滑らかな階調表現のための動き処理や、モード設定改善を行い、欧州向けのPAL方式に向けた高画質化を行った新開発のASICを使っている。 FHPでは、05年9月に55V型、同12月に42V型のフルHD PDP開発を発表しており、55V型は06年夏、42V型は07年春の量産を計画している。 生産拠点の宮崎事業所では月産10万台を、06年度下期に月産20万台、08年度中に月産30万台に引き上げる計画。 |
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