電波プロダクトニュース
060308_02
光インターコネクションの光源となり世界最速の25ギガbps動作を可能にする面発光レーザー NECは7日、次世代のスーパーコンピュータ内のLSIチップ間や装置内ボード間の信号のやりとりを光で高速に実現する光インターコネクションの光源となる面発光レーザー(VCSEL)を開発、世界最速となるチャンネル当たり25ギガビット/秒の直接変調動作に成功したと発表した。 今回開発した面発光レーザーは、電気―光変換効率を高める構造を採用したことと、素子の電気抵抗と容量を削減する設計・プロセスを行うことにより、超高速動作を実現した。 また、用いた結晶材料(InGaAs系活性層)の特性から素子の結晶劣化速度を抑えることで、従来の面発光レーザーに比べて高い信頼性が期待できるとしている。 発振波長は1070ナノメートル帯、しきい値電流は0.33ミリアンペア(25℃)、0.58ミリアンペア(85℃)、動作電流7ミリアンペア(25ギガビット/秒)となっている。 スーパーコンピュータに用いられるLSIは、10年頃には20ギガビット/秒を超える伝送速度が必要と予測されている。 この面発光レーザーの開発により、従来の面発光レーザーと比べて2倍以上の伝送速度の光インターコネクションが可能になる。 今回の成果は、米国カリフォルニア州アナハイム市で開催中のOFC2006で10日に発表の予定。 |
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