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カーオーディオ向けホールシミュレータ搭載の24ビットDSP  新日本無線は、カーオーディオ向けに、ライブハウスやスタジアムなど、多様な空間での音を疑似的に再現する「ホールシミュレータ」を搭載する２４ビットＤＳＰ「ＮＪＵ２６２０２」の出荷を開始した。サンプル価格は１２００円。 新製品は、４つのスピーカを搭載する自動車での使用を想定したオーディオＤＳＰ。４スピーカで5.1チャンネル相当のサラウンドを実現するサークルサラウンドオートモーティブ（ＣＳＡｕｔｏ）、小型スピーカでも迫力ある低音を再生する「ＴｒｕＢａｓｓ」などの機能を搭載する。 また、同社製品として初めて搭載したホールシミュレータは、独自開発した技術。従来のホールシミュレータは、残響音だけを再現する技術が多かったが、初期反射音と呼ばれる直接音の直後に耳に届く音の再現に成功。初期反射音だけでも１００段階でパラメータ設定できるなど、忠実に「音を聴いている空間」の音が作成できる。なお、パラメータの調節は、操作が容易なＧＵＩで行える。 サンプリング周波数は32、44.1、48キロヘルツに加え、16、22.05、24キロヘルツといった低サンプリング周波数も採用し、ＦＭ放送からＭＰ３などの圧縮データまで、多様な音源に対応している。 内部動作電圧は1.8ボルトで、入出力電圧は3.3ボルト。パッケージは４８ピンＱＦＮ、サイズは9ミリ角×高さ1.25ミリとなっている。 | ||||||||||||