電波プロダクトニュース
060208_06
瞬時電圧低下対策装置の電源用電気2重層コンデンサ 日新電機は7日、電気二重層コンデンサを独自開発し、同コンデンサ市場に参入する、と発表した。 本社工場(京都市右京区)で年産1万-2万セル体制を整え、4月をメドに同コンデンサセルの量産を開始する。当面、自社の瞬時電圧低下対策装置(瞬低対策装置)の電源用に用いる。 まず10月をメドに、今回の電気二重層コンデンサセルを組み込んだ定格容量200キロVA、補償時間2秒の低圧用瞬低対策装置の販売を始める。価格は、電解コンデンサを使用した補償時間2秒の瞬低対策装置並みにする。今後、補償時間1-10秒の瞬低対策装置の電源は同セルを採用していく計画。 将来は、中国や台湾などの子会社工場を活用し、同セルの海外生産を行い、外販も行う。自動車や風力発電などへの応用展開も図る。 開発した電気二重層コンデンサは陽極、陰極ともに活性炭を採用。電極と電解液との組み合わせを工夫し、10×13センチメートルセルサイズで定格電圧2-3ボルト、静電容量1500Fを達成した。電極材料は国内大学との共同開発。補償時間2秒の定格容量200キロVAの低圧用瞬低対策装置で1千セルを使用する。 瞬低対策装置は、落雷などが原因で起こる生産ラインの電圧低下を補償する装置で、半導体工場や液晶工場などで導入が進んでいる。 同社でも、電源に電解コンデンサやバッテリを用いた瞬低対策装置を販売。電源に電解コンデンサを採用した定格容量2000キロVAの高圧用大容量タイプを中心に、年間20億円を瞬低対策装置で売上げている。 |
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