060119_03
操作パネルにガラスとアクリルを用意した厚さ8ミリの光学式タッチパネル  ＳＭＫは１８日、薄型で操作パネル部にアクリル、ガラスの２種類のバリエーションを揃えた光学式タッチパネル「薄型光学式タッチパネル」を開発、販売を開始したと発表した。厚さ８ミリメートル（同社従来品比６５％）を実現し、セットのデザインを損なうことなく使用できる。サンプル価格は３万５千円。生産能力は月産５千台。 光学式タッチパネルは、ＡＴＭや券売機などの操作パネルに広く使用され、高寿命・高耐久性から様々な分野で注目されている。光学式タッチパネルは構造上、他方式タッチパネルと比較し、パネルの額縁幅（べゼル部分）と厚さが大きいため、筐体デザインへの制約、筐体面とタッチ面の距離による視認性・操作性低下などの課題があった。 今回の薄型光学式タッチパネルは、センサーに小型チップＬＥＤ、トランジスタを用い、べゼルを可能な限り薄くする設計を採用。その結果、べゼル天面とタッチ面間の距離4.5ミリメートル（同社従来品比７０％）を達成し、今までにないフラット感を可能にした。額縁面も、最大２５ミリメートル（同６０％）とコンパクト化を実現。タッチするパネルを、軽量で割れないアクリルパネル、キズや熱に強い強化ガラスのいずれかに対応可能。抵抗感圧式タッチパネルとの組み合わせ（２画面対応）に対応。 サイズは、12.1インチ用、１５インチ用の２種類。インターフェイスは、シリアル、ＵＳＢの２種を用意。 用途は、ＡＴＭ、券売機、キオスク端末、ＰＯＳ、ＦＡ機器など。 | ||||||||||||