電波プロダクトニュース
060104_01
薄膜受動素子集積化時にコンデンサ容量を増やすPZTペロブスカイトベースの新技術 STマイクロエレクトロニクスはこのほど、薄膜受動素子を集積化する際のコンデンサ容量を大幅に増加させる技術を発表した。 新技術は、同社のIPAD(インテグレイテッド・パッシブ・アンド・アクティブ・デバイシーズ)テクノロジを拡大するもので、30ナノファラッド/平方ミリメートル以上の容量密度を持つコンデンサの集積化を可能にする。 これは珪素やタンタルの酸化物や窒化物などの原料を使用する既存のテクノロジに対して50倍の改良に相当する。 新テクノロジは、鉛、ジルコニウム、チタン、および酸素を含む化合物のPZTペロブスカイトと呼ぶ原料をベースにしている。この化合物は、ジルコニウムとチタンの比率に応じて多くのバリエーションが可能で、二酸化珪素の200倍以上の約900という高い誘電率を持ち、IPAD製造フローに高いコスト効率で統合できる。 これにより、フリップ・チップ・パッケージング技術やSiPアセンブリと互換性のある単一ダイで、30以上のディスクリートデバイスを1つのIPADコンポーネントに置き換えることができ、サイズ、性能、コストおよびタイムツーマーケットの面で最適化が可能になる。 |
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