電波プロダクトニュース
060103_02
外付けコイル1個で2つの出力電圧供給可能な携帯機器向けDC-DCコンバータ STマイクロエレクトロニクスはこのほど、外付けコイル1個で2つの異なる出力電圧を供給するDC-DCコンバータ「STw4141」を発表した。サンプル出荷と量産は、06年第1四半期。価格は、1.4ドルを予定(5000個購入時単価)。 携帯機器に使用されるプロセッサは、コア用の電源と、I/O回路用の独立した電源を必要とする。 現在よく使われているのが、標準的なステップダウンDC-DCコンバータを2個使用する方法で、それぞれに1つのコイル、2個またはそれ以上のコンデンサ、および電圧設定のための抵抗が外付けで必要となる。そのため、外付けのコイルは部品コスト、ボード面積、およびアプリケーション全体のコストに影響する。 STw4141は、1個の外付けコイルを使って2種類の出力電圧を供給できるようにしたことで、標準的な電源で最大40%の部品コストの削減、30%のボード面積縮小を可能にする。必要な外付け部品は、4.7マイクロヘンリーの小さなコイルと10マイクロファラッドの入力、および22マイクロファラッドの出力コンデンサ2個だけのため、基板面積7×8ミリメートル、高さ1.2ミリメートルという最小の体積で完全なデュアル電源を実現できる。 最大負荷能力は、周辺用電源が200ミリアンペア、コア用電源が400ミリアンペアとなっている。パッケージは、3×3×1.2ミリメートルのTFBGAで供給される。 |
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