電波プロダクトニュース
041228_01
ギヤードモーター 東北大学金属材料研究所(仙台市青葉区)、並木精密宝石(東京都足立区)、YKKは世界最小の直径1.5ミリのギヤードモーターを開発したと発表した。医療分野などの応用が見込まれる。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の金属ガラス成形加工プロジェクト」(プロジェクトリーダー=東北大学金属材料研究所井上明久所長)によるもので、ニッケル、ジルコニウム基の金属ガラスを使用。従来の結晶構造金属の最少サイズ直径2.4ミリよりも小さく丈夫で高出力を可能とした。 今回開発されたギヤードモーターは、サイズ直径1.5ミリ、長さ9.4ミリ。遊星ギヤなどに金属ガラスが使用されており、単体の直径は288ミク ロン。遊星歯車減速機は2段変速で減速比約40対1。起動トルクは0.1ミリニュートンメートルとなっている。 金属ガラスは強度、耐食性に優れるほか、凝固収縮が少なく金型転写性にも優れるため、従来どおりの精密射出成形工程で製造でき、加工工程が大幅に短縮される。 応用分野としては内視鏡、カテーテル、医療ポンプなどの医療分野のほか、マイクロマシンやマイクロロボットの駆動用などで、市場規模にして約1,600億円を想定している。 同プロジェクトは平成19年3月までの5年間で、成形加工にYKK、マイクロギヤードモーターの組み立ておよびモーター部の開発を並木精密宝石が手掛けるといった開発分担体制を敷いている。今後は量産プロセスなどの検討が課題で、2006年度の実用化を目指している。 |
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