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パワーMOSFET 
インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン（ＩＲジャパン）はこのほど、車載用に耐圧55ＶのパワーＭＯＳＦＥＴ「ＩＲＦ３８０５Ｓ―７Ｐ」「ＩＲＦ１４０５ＺＳ―７Ｐ」のサンプル出荷を開始したと発表した。 パッケージ外形が3ピンＤ２Ｐａｋと同じで、7ピンのＤ２Ｐａｋ―７を採用した第2弾の製品で、自動車業界の品質基準であるＱ１０１認定を取得している。 自動車の電動パワー・ステアリング（ＥＰＳ）、電源電圧14Ｖ系の統合スタータ・オルタネータ（ＩＳＡ）システム、最新のオルタネータのアクティブ整流回路など、高負荷大電流の車載用途に最適。特にバッテリーの電源ライン上の負荷ダンプ過渡電圧などに対処するために、高い耐圧が要求されるような回路に最適で、負荷構成で安全性マージンの高い設計が可能となる。 ＩＲＦ３８０５Ｓ―７Ｐの最大定格電流（ドレイン電流）は連続で160Ａ、ＩＲＦ１４０５ＺＳ―７Ｐは連続で120Ａ。 従来標準パッケージの3ピンＤ２Ｐａｋは、ピンの断面積とメーカーの仕様に応じて定格電流が75Ａ―100Ａ程度に制限されている。今回、7ピンに増やして、出力電流を1つのピンではなく、5つのピンに分担して流すようにして、特性を向上した。ワイヤー・ボンディングの面積が大きくなり、パッケージ抵抗を小さくできるため、温度25度Ｃで最大2.6ミリΩ（ＩＲＦ３８０５Ｓ―７Ｐ）という低オン抵抗（内部抵抗）を実現できた。 さらにＤ２Ｐａｋパッケージの複数の素子や、大型のスルーホール・パッケージ品の置き換えに最適。データシートには、最大接合温度までの繰り返しアバランシェ耐量（Ｅａｒ）が規定されている。接合部の温度範囲はマイナス55度Ｃ―175度Ｃ。 サンプル価格は2品種とも770円。 |
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