電波プロダクトニュース
041119_02
PLD PLD(プログラマブル・ロジック・デバイス)の最大手、米ザイリンクスは、今後、低消費電力化を新製品戦略の最重点に置くことを決め、これに関連した顧客へのソリューションを強化する。その一環としてこのほど業界で最も低消費電力を実現した「CoolRunner―A」と「Spartan―3L」の2つの新ファミリーを第1弾製品として開発、近く本格的な出荷を開始する。 同社は、これまでも(1)デンシティ(集積度)(2)スピードおよび(3)コスト―の3分野で業界をリードする新製品開発に注力してきた。これに加え、最近の切迫した低消費電力に対する市場の要求に“ザイリンクス・パワー・イニシアティブ”の目標に全社を挙げて取り組む。 「すべての開発計画はデザインの標準として消費電力を徹底する。消費電力は、ザイリンクスがコミットメントする第4の挑戦」(同社)という。 同社の低消費電力化へのチャレンジは、1998年から、03年には、90ナノmデバイスでのプロセスの改良と、デザインを最適化したSpartan―3を開発、ことし春には、ハイエンドFPGAのVertexファミリーに適用している。 低消費電力を実現するための具体的なアプローチとしては、製造プロセスおよびテクノロジー、低消費電力デバイスの開発、電気的入力と発熱量の関係など、電力管理に対する顧客中心の対応やパートナーシップおよび提携など、ビジネスのすべての局面にわたっている。 新製品のCPLD/CoolRunner―Aは、32マクロセルのXC2C32Aと64マクロセルのXC2C64の2つのデバイスを提供する。第2のI/Oバンクを追加、電圧変換が可能。 また、高密度ボードに最適なMLF(マイクロリードフレーム)という新チップスケール・パッケージで提供する。 また、FPGAのSpartan―3Lは、90ナノmプロセスにより03年3月の発売以来、150万個の出荷実績を持つSpartan―3の経験により、静止時消費電力低減のためのプロセス最適化で実現した。ハイパーネートモードで最大98%の静止消費電力化を図っている。 |
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