電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月19日041119_03 ポリプラスチック/大塚化学 電子材料 電子材料

誘電率制御樹脂材料



 ポリプラスチックスと大塚化学はこのほど、誘電率制御樹脂材料「フレクティス」を共同開発し、市場投入開始した。

フレクティスは、情報通信技術の進展に伴いマイクロ波、ミリ波の高周波領域において安定して使用できる高性能な電子部品のニーズに応えるために開発した樹脂材料。大塚化学が独自技術により開発した高誘電体セラミックスを、ポリプラスチックスの保有するPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂およびLCP(液晶ポリマー)とその複合化技術により、携帯電話や無線LANなどの小型アンテナ、高周波通信機器用コネクターへの応用が期待できる高誘電率・低誘電率正接を実現した成形用樹脂材料となっている。

これまで高周波電子部品用高誘電率材料としては、セラミックが幅広く利用されているが、比重が高く、収縮率が大きいため寸法制度が出しにくいことや、薄肉加工が困難などの課題があった。 フレクティスは、成形加工性、寸法安定性に優れるPPSおよびLCPをベースポリマーとしていることから、これまでのセラミックの課題を解決でき、さらに、薄肉形状、3次元形状などの目的に応じて多様な形状に加工することが可能。また、ハンダ耐熱性にも優れ、表面実装部品にも応用できる。 当面は、LCPベースの2グレード、PPSベースの2グレード、計4グレードを市場開発用に基本グレードとして揃え、大塚化学と共同で市場開発を進める。なお、フレクティスの製造・販売元は、ポリプラスチックスとなる。


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