電波プロダクトニュース
041112_02
UHF帯RFID読み取り装置間で電波干渉回避技術を開発。 三菱電機は11日、伝送電波にUHF帯の周波数を用いる無線ICタグ(RFID)の読み取り装置に関して、読み取り装置間の電波干渉を回避する技術を開発したと発表した。 UHF帯は、読み取り装置とICタグの読み取り距離が長いのが特徴だが、装置同士の干渉が問題となっていた。ICタグへの発信周波数と返信周波数を分別する三菱が独自に開発した「送受周波数分割方式」を用いることで、干渉を回避できる。同社によると世界初の技術という。 また同時に、読み取り距離を7メートルにする無線ICタグ側の「微弱電界レクテナ技術」も開発したことを明らかにした。この技術をICチップに実装すると、従来は3メートルほどだった読み取り距離を倍以上の7メートルまで延ばすことができる。実効距離では5メートルほどを実現できるという。 三菱電機情報技術総合研究所の風間成介副所長は「当研究所はRFIDの研究・開発を積極的に推進している」と語った。 RFID分野では他社に遅れを取った形だが、独自技術開発で存在感を示したい考えだ。 いずれの技術も国際標準に準拠しており、今後は装置の小型化や省電力化を進め、事業化を目指す。関係者によると2005年に実証実験を進め、実用化は早ければ06年ごろになる見通しだという。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|