電波プロダクトニュース
041021_03
半導体チューナー 仏伊合弁の半導体メーカーSTマイクロエレクトロニクスは、欧州のデジタル衛星放送規格DVB―S2規格に合致した半導体チューナーを開発、来年1月量産開始する。価格は大量受注時、単価3ドル。 衛星受信用半導体チューナー「STB6100」は現在の欧州規格「DBS―S」と後方互換があり、DVB―S2対応受信機の一部としても使用できる。また32本のピンパッケージに収納されたシングルチップのこの半導体チューナーを搭載することで、受信機メーカーは従来の複雑なディスクリート部品による回路の代わりに、数個のサポート部品を必要とするだけ。このためコストの削減が図れるとしている。さらにRF(無線周波数)処理回路がシングルチップに一体化されているため、特別のRFのノウハウは必要としない、というのが同社の説明だ。 STB6100は簡単な2線式シリアルインターフェイスを通じてのプログラムが可能で、8PSK(移相シフト・キーイング)モジュレーターとともに使用できる。同チューナーチップはブロードバンドRF半導体の専門メーカー、米RFマジックとの共同開発による。DBV―S規格は現在、テレビ放送用として世界の衛星放送事業者により採用、データ伝送は10年前開始されている。なかでもDBV―S2仕様はチャンネルコーディングと変調において最近開発された方式。 容量を30%増大 今回の新製品投入に当たり同社家庭娯楽グループのゼネラルマネジャー、クリストス・ラゴミコス氏は「当社のDVB―2規格をサポートする姿勢の強さの表われ」と語っている。DVB―S2はDBV―Sと比べ衛星通信の容量を30%増大。このためHDTVやブロードバンドインターネットといった高速のデータ伝送を必要とするアプリケーションに適しているという。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|