電波プロダクトニュース
041021_04
光トランシーバー 東芝は、業界で初めて1本の光ファイバーで双方向通信が可能な短波長対応光トランシーバー「TOTR213」を開発、10月下旬からサンプル出荷を開始する。量産は2005年1月から完全鉛フリーで提供。基板差し込み型のSFFタイプに加え来春にはSFPの提供も始める。量産規模は月産1万個。 開発したのは、ギガビットイーサネットといった企業内光通信システムで使用するもの。イーサネットのギガビット化に伴い、短距離伝送の光トランシーバーは03年の430億円から04年には610億円規模に市場が拡大する見込みだ。 新製品は、送受信に820nm、850nmの短波長帯の面発光型レーザーダイオード(VCESL)を用いたことで、1本の光ファイバーで双方向通信を可能にした。従来は送信用、受信用に1本ずつ光ファイバーが必要だった。これによりシステムコストの半減と回線数の効率的な活用が実現できる。伝送速度は125Mb/sから1.25Gbp/sに対応。550メートルまでの伝送が可能。 短距離用途で初 長距離伝送では1芯双方向通信対応の光トランシーバーが主流であるが、短距離用途で対応したのは同社が初。820nmのVCESLをレーザーメーカーと共同で開発したことにより実現した。 同社は3年前から光トランシーバーの提供を本格的に開始。長距離タイプを中心に展開してきたが、現在短距離タイプにも注力。需要の急増から来年には月産10万個にも達し全体の4割強を占める見込み。「06年で光トランシーバー全体の7割以上を短波長タイプにしていきたい」(同社)。 「TOTR213」のサンプル価格は2万円。ピン配置はSFF MSAに準拠しており、既存のSFF光トランシーバーの置き換えが容易に可能である。 |
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