電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月15日041015_05 三洋セミコン 半導体集積回路 DSP 一般産業用

AM/FM受信機チップセット



 三洋電機セミコンダクターカンパニーは、ラジオ用中間周波(IF)信号を直接デジタル化するAM/FMラジオ受信機チップセットを国内ではじめて開発。

カーオーディオ機器向けに11月からサンプル出荷を開始する。ノイズの影響が少なく、従来比約半分の低消費電力化だけでなく、ソフト対応で、機能の改善変更ができる。 新開発のチップセットは高性能アナログ・フロントエンドLSIのLV25300、DSPベースのAM/FMバックエンド処理用のLC75030で構成。 CD/MD/DVDなどパッケージメディアのデジタル化が進むなかで、自動車メーカーから、車内でのFM/AMラジオについても、高音質化への要求が高まっている。また、現在は車種別のセット設計となっており、セットの共通設計=プラットホーム化を求める声も大きくなっている。

外付部品を40%削減 新製品はこうしたニーズに対応したもので、IF信号をDSPによりデジタル処理することで、各機能の調整部品など外付け部品を約40%削減できる。隣接局による受信妨害、車両から発生するノイズによる受信妨害に対しては、ソフトウエアによる新アルゴリズムにより、ノイズの影響が極めて小さい受信環境を提供する。機種変更などに際しても、ソフトの変更で対応できるため、ハードの変更なしで最適セッティングや、改良・改善が可能。

また、新チップセットは同社オリジナルの24ビットDSPコアと専用ハードウエア回路をベースに設計。DSPによるソフト処理とハードウエアによるラジオ処理回路を最適に配分し、システム設計を行うことにより、従来のデジタルラジオ用LSIと比較して約50%の低消費電力化も達成。このため、LSIからの輻射ノイズも低減した。サンプル価格は1個2,000円、06年第1四半期で月産5万個を計画。


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