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2.5インチHDD 
ＨＤＤ専業大手の米ウェスタン・デジタル（ＷＤ）はこのほど、高性能・省電力を特徴としたモバイル向け2.5インチＨＤＤ「Ｓｃｏｒｐｉｏ（スコーピオ）」を発表した。同社がモバイル市場に参入するのはこれが初めて。 すでに量産出荷を開始しており、急成長を遂げるノートＰＣ、携帯デジタル機器などモバイル市場からの需要に対応している。 Ｓｃｏｒｐｉｏ」は回転速度が毎分5400回（ＲＰＭ）、シークタイムは12ミリ秒。バッテリーの寿命を伸ばし、長期的信頼性を高めるため、消費電力は4200ＲＰＭのＨＤＤを動作するのに必要な程度に抑えられている。 また、ＷＤ独自の「ウイスパードライブ」技術と「ソフトシーク」アルゴリズムで5400ＲＰＭの2.5インチ製品としては、最も動作音が静か。さらに「ショックガード」技術を採用し、クラス最高の衝撃耐性を実現した。 現在、出荷しているのは容量40、60、80ＧＢの3タイプで、キャッシュは2ＭＢ。オプションで8ＭＢもある。ＥＩＤＥインターフェイス対応。 ノートＰＣや携帯デジタル機器用の2.5インチＨＤＤ市場規模は現在、年間46億ドル。業界調査会社トレンドフォーカスによると、2.5インチ市場は急成長を遂げている分野で、その出荷数は2003年4,700万個から04年は6000万個に拡大。さらに07年までは年率22.2％で成長すると見込まれており、専業メーカーでは最大手のシーゲイトもすでに2.5インチ市場に参入、好業績を収めている。 ＷＤのアリフ・シャキール社長は「モバイルＨＤＤ市場への参入により、成長機会を拡大し、当社のモバイル市場参入を待望していた顧客ニーズにこたえる」とコメントしている。 |
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