電波プロダクトニュース
040928_02
アプリケーションプロセッサー NECエレクトロニクスは27日、並列CPU搭載で、基本OSLinuxに対応、地上デジタル放送、TV電話や音楽再生などのマルチメディア処理を低消費電力で実現できる携帯電話向けアプリケーション・プロセッサー「MP211」の開発を発表した。 同社では、新製品とDDR型のSDRAMを多段に積層、1つのSip(システム・イン・パッケージ)として提供する。 新Sipのサンプル出荷(価格5,000円)は、2005年1月から、量産開始は、05年度第1四半期(4―6月)。07年度までに月産100万個体制を計画。多機能化と低消費電力が課題となっている携帯電話向け半導体市場において、さらに開発高効率を上げ、事業拡大を図る。 携帯電話向けのアプリケーションプロセッサーは、インターネット情報閲覧ソフトであるブラウザと各種のアプリケーションを処理する半導体として(携帯電話の)多機能化進展とともに、急速に需要が増大している。 今回、同社が開発した新製品は、並列プロセッサー技術と低消費電力化技術を駆使し、業界で初めて英ARM社のCPU(ARM9)を、3個並列に搭載した。これにより、利用アプリに応じて最適にCPUを割り付けることが出来、高機能・高性能を可能とした。また、CPUが、1つのアプリケーションプロセッサーで用いていたアプリケーションソフトをそのまま利用出来る(開発ソフトの製品間相互流用)ことから、ソフトウエア開発効率を大幅に効率化できるのも特徴。メディア処理は、実績のある(国内での出荷実績1億6000万個)同社のDSPで行う。 1つのCPUで構成する場合に比べ、約30%の消費電力化が可能。開発コストは、約半減を実現できるという。 同社では、今回開発した新製品を「将来的には、デジタル家電、カーナビ市場にも展開していく」(第3システム事業本部モバイルシステム事業部・山品正勝事業部長)考えである。 |
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