電波プロダクトニュース
040915_02
純錫メッキ導体のFFC 坂東電線(埼玉県朝霞市、宮坂俊夫社長)はこのほど、コネクター嵌合部に生じるウィスカー(ヒゲ状の突起物)の発生を抑制する純錫メッキ導体を使用したFFC(フラットフォイルケーブル)の開発に成功した。 同FFCは今月から一部量産を開始し、年内には中国・上海、東莞の2工場でも量産を行う。 同社は、平角導体を圧延・なまし工程の際に、独自のなまし条件を採用することにより、添加物を使用しない純錫メッキのウィスカー抑制FFCを開発した。 コネクターのピンの材質・形状、嵌合方法によりウィスカーの発生率は変化するが、従来品に比べウィスカーを95%程度抑制できる。数社のコネクターメーカーの評価でも良好な結果が得られていることから今月、製品出荷を開始した。 ウィスカーは、FFCとコネクターを鉛フリーハンダで嵌合した場合、配線材の導体表面に施されている錫メッキが要因となって発生する。コネクターの狭ピッチ化が進む中、ウィスカーは絶縁不良の原因として大きな問題となっている。 ウィスカーの抑制方法として、錫メッキに添加物を加える方法が多く使用されており、同社は「添加物を使用しない“純錫メッキFFC”としてアピールしていく」としている。 |
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