電波プロダクトニュース
040908_04
セキュリティーコントローラー 独インフィニオンテクノロジーズはこのほど、ICカード向けに新たな16ビットセキュリティコントローラー「66PE」ファミリーを発表した。セキュリティ機能、マネージメント機能を向上している。同市場で35%のシェアを獲得している前バージョン製品「66P」とコード互換性を有する。これによりユーザーは既存のソフトウエアマスクを新ファミリーに移行できる。 新製品は、0.22μmプロセスとオンチップEEPRON技術を用いて製造している。 EEPROMは決済用途向けの2Kバイトから、携帯電話のSIMカード向けの最大316Kバイトまでカバーする。 内部クロック周波数は、利用可能電力や性能要求に応じて調整することができる。最大周波数は「66P」ファミリーの2倍となる33Mヘルツを実現。 また、3VのGSM SIMカードでは6mAといった制限条件で最大の性能を得るため、内蔵のインテリジェント電力制限システムが、チップの内部周波数を自動適応させる。 セキュリティ機能としては、チップ表面にランダムデータ流を連続的に送り続けるアクティブシールドにより、データーの変化を感知するとチップは自動アラームを発生し、チップ事態をセキュアな状態に設定する。さらに低電圧、高電圧センサー、周波数センサーとフィルター、光、温度センサー、異常電流センサーなどを搭載している。オンチップのメモリー管理、保護ユニット(MMU)によりOSとアプリケーションソフトウエアを独立している。 新ファミリーのうち高セキュリティ用途のものは国際「コモン・クライテリア」標準EAL5プラスの認証を受ける予定。 「66PE」ファミリーはGSM SIMカード市場向けの3製品(EEPROM容量32Kバイト、36Kバイト)が2004年7月から量産出荷中で、9月1日には16Kバイト品が供給された。さらに今後2Kバイトから136Kバイトまでの7製品が2005年中に追加される見込みである。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|