電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月8日040908_05 松下電子部品 受動部品 複合部品

インダクターとキャパシターの両機能、L-C複合デバイスを開発。



 松下電子部品はインダクターとキャパシターの両機能を持つ1005サイズのL―C複合デバイス「ELWCFタイプ」を開発し、月産2000万個で量産を開始する。 携帯電話のバスラインノイズおよびアンテナ周辺回路のESD対策用に適している。サンプル価格20円/個。

1005サイズにインダクターとキャパシターを等価的に並列接続した複合素子で、インダクターとキャパシターの両機能が得られる。対策を必要とするノイズ周波数成分に共振周波数を合わせることでトラップ素子として利用できる。800Mヘルツ以上の任意の周波数に共振周波数を合わせることができるため、すべての携帯電話の通信周波数のカバーが可能。これによりすべての携帯電話に対応。ノイズ防止、ESD対策に貢献できる。 高誘電率のコア材を用い、独自のレーザー切削工法、LC成分を同時構成する作成工法を採用。従来の多連フィルターデバイスに比べ実装面積を配線4ラインの場合、10%、配線3ラインの場合30%減らせる。

また、従来の多連フィルターデバイスではノイズ対策を行う場合、回路構成時に生じる実装配置の複雑化、グランドへの配線方法に配慮が必要だったが、今回のL―C複合デバイスは2端子構造のためノイズ対策を必要とするラインに直列に挿入でき、グランド配線が不要。基板上での実装配置の自由度を高め、基板設計を容易にした。 1.0×0.5×0.5ミリ。共振周波数850Mヘルツプラスマイナス50Mヘルツ。インピーダンス1500Ω以上(800〜900Mヘルツ)、最大直流電流90ミリA、使用温度範囲マイナス40〜プラス85度C。


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