電波プロダクトニュース
040825_02
カメラモジュール他 九立光電(POWERTIP DISPLAY)は1991年に設立された台湾中小型液晶ディスプレイ産業をリードする企業。台中と中国東莞に2製造拠点を持ち、液晶パネル(LCD)と液晶モジュール(LCM)を生産。カメラモジュールもラインに加えた。 カラーSTN(CSTN)の製品仕様はCOG(チップオングラス)、COF(チップオンフィルム)、TAB(テープオートメイテッドボンディング)、COB(チップオンボード)、表面実装LCDと全領域をカバー。1000以上の形状を持つ75種以上の標準LCMと、特注品の製造を行っている。 生産量が大幅増 今年は、グループ内企業との合併による液晶パネルの製造販売も業績に加わり、さらにCOG製品の生産量が大幅に増加することから前年の13億7,000万台湾ドルを倍以上上回る32億9,500万台湾ドルの売上げを見込んでいる。 製品はキャラクターLCM、グラフィックLCM、オプション付き規格キャラクターLCM、カスタムLCM、と「わが社の強みはインテグレーション技術」と梁穎臨セールス・マーケティング本部長が強調するデジタルカメラ用のレンズ付きLCM。 キャラクター製品では8×1、8×2、16×1、16×2、16×4、20×1、20×2、20×4、24×2、24×4、40×2、40×4ドットと、10×2ドットの中国文字フォントが提供されている。応用製品は電話、計測器、ファクシミリ、キャッシュ・レジスター、タイプライター、ハンドヘルドデータバンク、デジタル穀物テスター、呼び出し器とカード読み取り装置など多彩。組み込みのRAMも使えるのも特徴。 オプション選択可能 グラフィックLCMは80×80から320×240ミリの製品。PC、通信システム、ワープロ、POS、魚探、医療機器、携帯電話、PDA、金融端末などが応用製品で「低電力、耐気温変動など長年の実務経験をベースにした安定性が顧客の信頼を得ている」と梁本部長。各種液晶パネルのバックライトはLED、有機EL、CCFLのオプション選択が可能。 「製品別のシェアは携帯電話が4割弱。順調だった中国の携帯電話メーカーからの発注が第2四半期にスローダウンしたが、1つの理由はカメラ付き製品製造能力がないこと。中国以外でも価格競争力を求めてカメラモジュール提供を求める顧客が多く製品を開発した」というのがカメラ部品開発の理由。 応用製品は携帯電話、PC用Webカメラ、デジカメが主対象。CCTV、セキュリティ、自動車、バーコードリーダー、光学式マウス、ビデオ電話、CD。カムコーダー、医療機器、玩具、指紋認証などへの組み込み需要も高まっている。 「日本を含めたアジア・パシフィック、米国、欧州に置く支社販売拠点を通じた顧客への素早いレスポンンスも強み」と梁本部長。サンプル出荷は7―10日、量産出荷まで60―75日という基本対応で「年末までフル生産」の受注をこなしている。 |
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