電波プロダクトニュース
040811_01
2.6インチTFT-LCD 韓国サムスン電子は9日、世界初の300ppi(1インチ当たり画素数)アモルファス(非晶質)シリコン(a―Si)の2.6インチTFT―LCDを発表した。 a―Si技術の利用で、携帯電話の画面にノートPC、デスクトップモニター並みのVGAフォーマットの高画質を映し出すことに成功した。42インチ高品位液晶テレビ解像度の約7倍の300ppiで、a―Siは携帯電話で高画質テレビを見ることができる。 サムスンのモバイルディスプレイ事業担当、キム・ヒュング・グエル副社長は「LCDパネルにa―Siゲートを構築し、LCD設計、コントローラー、モジュール処理効率を最大化することに成功した。主にPDAや高画質が要求されるトップエンドの携帯電話にこれを利用する予定だ」と述べた。 LCD向けの薄膜トランジスター(TFT)用シリコン技術は、アモルファスとポリ(多結晶)シリコンの2つが主。低温ポリシリコンは高密度実装が可能で、高解像度を必要とするパネル製造の選択肢の1つとなっている。 これまでは構造上、a―Siは解像度150ppiが限界といわれてきたが、サムスンのエンジニアリングチームは今年5月に解像度207ppiの1.94インチディスプレイを開発。独自にa―Siテクノロジーの改善を続け、小・中型のディスプレイパネル向けVGA解像度を実現した。 サムスンの最新LCDは半透過型モデル(コントラスト比200対1、輝度150カンデラ/平方メートル)。真夏の陽光の下でもシャープな画像を提供する。 現行の生産ラインでの量産は、今年12月に開始の予定。サムスンでは、a―Si技術をスマートフォンやデジタル・マルチメディア放送用の携帯電話機器に利用することも検討している。 |
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