電波プロダクトニュース
040807_02
地上デジタル放送受信、アナログ放送との比較デモ。 アルプス電気はこのほど、東京都内で自動車走行中の地上デジタル放送受信のアナログ放送との比較デモを実施した。 トヨタのアルファーロに、アルプス電気が開発した地上デジタル放送用チューナー内蔵STBとダイバシティアンテナによるシステムを搭載し、15インチモニターにより、高速走行中のデジタル放送とアナログ放送の画像の違いを見比べてもらった。 アナログ放送では高速走行中は大きく画像が乱れるのに対し、デジタル放送では、クリアな画像の受信が可能となっている。 移動体である車でのTV放送受信では、指向性やノイズなどの対策が求められる。同社では、これまで培ってきた高周波技術などを生かし、めまぐるしく変化する電波状況を複数のアンテナによって受信し、安定したハイビジョン放送信号出力を実現するダイバシティ技術を使った受信チューナーおよび、良好な受信が可能な車室内取り付けタイプのアンテナを開発。ガードインターバルを少なくするシステム、エラーコレクション、周波数インターリーブ、時間インターリーブなどでの改善を図ることで、安定した受信を可能にした。 ダイバシティアンテナを使用することで、557Mヘルツで70―80キロ程度の速度まで安定した受信が可能。100数10キロの速度まで受信可能だという。 同社では今回のシステムの開発を今後も進め、2006年春頃の製品化を予定している。 |
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