電波プロダクトニュース
040728_07
スイッチングドライバー 新日本無線は、同期クロックが不要な2V動作のD級アンプ用2チャンネル・スイッチングドライバー「NJU8710」を開発、サンプル出荷を始めた。8月から月産10万個で量産に入る。サンプル価格は80円。 新製品は、CD/MD/HDDあるいはフラッシュメモリーなどを搭載したポータブル・デジタルオーディオや、ヘッドセットなどをターゲットに開発した。入力された1ビットデジタル信号を、そのまま増幅して出力する。 従来はPWMやPDM1ビットデジタル信号を入力する時、タイミングをとるための同期クロックを入力していた。新製品はタイミングコントローラーを内蔵し、波形を整形する。また、デバイス間の配線が短くなり、同期クロックを入力しなくても、同等の再生音が得られるようになった。 新製品により、オーディオシステムのフル・デジタル処理と、D級動作による省電力を実現できる。回路の簡素化などにより、システムコストの削減も可能。出力電力は10ミリW(1.8V、32Ω時)。パッケージはVSP10で供給する。 |
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