電波プロダクトニュース



040728_06
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月28日040728_06 日本TI 半導体集積回路 ドライバー・コントローラ 汎用

DC-DCコンバーター



 日本テキサス・インスツルメンツは27日、携帯機器向けに超小型2×1ミリメートル角CSPパッケージのDC―DCコンバーター「TPS62300」を発表、量産出荷を開始した。

降圧型の出力500ミリAのDC―DCコンバーターで、3Mヘルツの高速動作、出力電圧の安定特性により0.6Vの最低出力電圧(条件制限なし)を実現したのが特徴。 電力制御用のFET(電界効果トランジスタ)を内蔵する。3Mヘルツの高速動作を実現しながら、電力変換効率は最高93%と維持した。

3Mヘルツのスイッチング周波数に対応したことで、低価格の1μH(マイクロヘンリー)のチップ・インダクタンス2つと、4.7μF(マイクロファラッド)出力コンデンサーの3つの外付け部品を追加すれば、システムが構成できる。約5ミリメートル角(高さ0.625ミリメートル)のボードで出力電流500ミリAを供給可能。これは、従来の1.25Mヘルツ動作/400ミリA出力製品(SOT23パッケージ)と比較すると、70%の基板面積の削減となる。 近年の、低電圧動作DSPや通信用チップセットでのコア電圧の低電圧化に対応して、5.4Vから0.6Vの柔軟な出力電圧範囲を提供する。

出力安定度は工業温度範囲(マイナス40度Cから85度C)でマイナス0.5%からプラス1.3%と優れている。入力電圧範囲は2.7Vから6V。 固定電圧、可変電圧モードの2種類が提供される。可変電圧モードでは抵抗を2つ追加すれば実現できる。 パッケージは8ピン、2×1ミリメートル角のウエハーCSP(チップサイズパッケージ)または3ミリメートル角の10ピンQFNパッケージで供給される。価格は1.85ドル(1000個受注時の単価)。


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