電波プロダクトニュース
040626_03
高分子有機ELディスプレイ用材料 東洋インキ製造は、高分子有機ELディスプレイ用材料の研究開発に着手した。低分子向け材料は、すでに年間数億円の売上げ規模を持つ。高分子向け材料の研究も始めることで、技術的対応力を広げていく。 同社の低分子有機EL向け材料を展開する表示材料事業部では、色素材料や電子・正孔注入剤などさまざまな製品を提供している。中でも光の3原色(赤、緑、青)の中で「赤色材料の評価は高い」(東洋インキ)。韓国メーカーの携帯電話用バックパネル向けが売り上げの中心だ。 一方、材料の開発を始めた高分子有機ELディスプレイは、インクジェット方式などの印刷法で製造するため、「当社が今まで印刷で培ってきた技術が生かせる」(同)としている。 同社は紙全体の印刷需要が伸び悩む中、紙からディスプレイへという方針を立てている。 また、ディスプレイの中でも液晶から有機ELへと一歩先の市場を視野に入れ、常に表示するものの材料を提案している。 同事業部の主力製品は、液晶ディスプレイのカラーフィルター(CF)用顔料分散型フォトレジスト。CFで高いシェアを持つ筆頭株主の凸版印刷に独占供給することで、共に業績を拡大している。2004年度の売上高見込みは、前年度比約30%増の136億円となっている。 |
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