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セラミックコンデンサー 
太陽誘電は17日、超低歪積層セラミックコンデンサーＣＦＣＡＰで、従来商品化していた3216、2012、1608サイズに加え、1005（1.0×0.5ミリメートル）サイズをラインアップしたと発表した。サンプル価格は10円／個。群馬県玉村工場で、9月末までに月500万個で立ち上げ、今年度中に5000万個の体制に拡大予定。 ＰＬＬ回路のローパスフィルターやカップリング回路など、電圧、熱、ショックなどの外的エネルギーに対して高い安定性が求められる部分では、これまで容量変化が少ないフィルムコンデンサーが使われていた。このコンデンサーは実装後の基板に何らかの問題があった場合などに一部部品を交換するために使う高温風に弱いという課題があった。ＣＦＣＡＰは、このような外的エネルギーに対して高い安定性が求められる回路で優れた性能を発揮する。 同社では、ニッケル電極が使用できて薄層化・高積層化が可能なセラミック材料を開発。また、大容量コンデンサーで確立した1層1ミクロンレベル（1ミクロンは1000分の1ミリメートル）の積層技術を応用展開することで耐熱性に優れ、ショックを与えた場合にノイズが少なく、より安定した性能を持つＣＦＣＡＰ1005シリーズを製品化した。 容量は1000ピコから4700ピコファラッドの間で9種類。定格電圧は10Ｖから25Ｖ、容量許容差はプラスマイナス10％、使用温度範囲はマイナス55度Ｃからプラス125度Ｃ。 新製品は、部品の実装スペースが限られている携帯電話をはじめとするモバイル機器に最適である。 |
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