電波プロダクトニュース
040517_03
高位合成ツール シンプリシティ(東京都渋谷区代々木2―10―8、新井雅之代表取締役)は、DSPデザインをFPGAに実装するための高位合成ツール「Synplify DSP」を発表、6月から出荷する。従来のツールに比べ、デジタル信号処理を最大50%高速化でき、回路サイズは30%削減できるという。 DVDレコーダーやデジタルテレビ、自動車関連などでは、デジタル信号処理を行うケースが増加しており、SoCのなかに顧客がアプリケーションに最適化した専用のDSP機能を内蔵するケースが増えている。 これまで、デジタル信号を処理するためのアルゴリズム開発やシステムレベルのシミュレーションは、マスワークス社の設計環境である「マットラボ」や「シムリンク」が標準的に使われている。しかし、実際のチップ設計工程に移行するとき、論理合成ツールへの入力(RTLコード)は、あらためて設計技術者が記述しているのが一般的だった。 今回開発したツールは、マスワークス社が使用している浮動小数点および、固定小数点のデータ・タイプを活用している。 このため、シムリンクに組み込んで使用すれば、アルゴリズム・レベルで記述されたデザインをハードウエアに実装するとき、DSPの性能が向上するよう、システムレベルで最適化し、RTLコードを自動生成する。今回のツールは、FPGA向け論理合成ツール「Synplify Pro」に対応しているが、今後ASIC向けの「Synplify ASIC」もサポートしていく計画。 同ツールの1年間のタイムベース・ライセンス費用は378万円から。 |
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