電波プロダクトニュース
040429_02
電磁波シールド導電布 ダイワボウは業界初のノンハロゲン・アンチモンフリーの難燃電磁波シールド導電布「572C」で2004年度年商1億円を目指す。 地球環境保全部材の採用が進む中で、ノンハロゲン・アンチモンフリーで難燃規格のUL94 VTM0に適合していることから、チュービング材、テーピング材としての用途開拓を進める。 その一方で導電布と複合して使用するオレフィン系樹脂や、導電布と難燃ウレタンフォームを組み合わせたガスケット材「572PU」などの2次製品のニーズにも応えていく。 糸、綿、一般織物の表面に極めて薄い金属メッキを施した電磁波シールド材「METAX(メタックス)」の生産工場、美川工場(石川県石川郡美川町)に572Cだけで月産1万平方メートルの能力を備えた。 572Cは綿基材に耐久性難燃加工「ダイワボウプロバン」を施した天然繊維(セルロース)に無電解メッキで銅/ニッケルを被覆した。屈曲部に使用する電線ケーブルに巻けば電線ケーブルから入る不要輻射波を99.9%(10―1000Mヘルツ)以上カットできる。 難燃メカニズムはセルロースを覆っている難燃ポリマーを接炎で五酸化リンに変化させて、セルロースを脱水し、完全に炭化させ、5酸化リンがポリリン酸に変化し、酸素を遮断して燃えなくする。ハロゲンおよびアンチモンなどの難燃剤に代えてリン系難燃剤で難燃性を高めた。 2004年中にリン系難燃剤を使わない脱リン系ノンハロゲン・アンチモンフリー難燃導電布の開発を終え、商品化を進める。 |
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