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DSP 
日本テキサス・インスツルメンツは27日、従来比6分の1の低価格を実現した、高性能ＤＳＰコア「ＴＭＳ３２０Ｃ６４ｘ」搭載のＤＳＰ「ＴＭＳ３２０Ｃ６４１０」「同Ｃ６４１３」を発表、出荷を開始した。量産開始は9月から。 「Ｃ６４１０」は17.95ドル（1万個受注時の単価）、「Ｃ６４１３」は28.95ドル（同）で提供される。「従来の通信基地局、産業機器などのハイエンド機器に加え、オフィス機器やビデオオーバーＩＰ、ポータブル医療機器などへ市場を拡大していく」（同社）。 新製品は、業界初の1Ｇヘルツ動作を実現したＣ６４ｘコアを搭載しながら低価格化を目指した。0.13μｍプロセス技術に加え、周辺回路や設計の最適化で低価格化を図った。 従来比1ドル当たり6倍の性能を提供する。パッケージは23ミリメートル角の288ピンフリップ・チップＢＧＡ（4列、1.0ミリメートルピッチ）。 「ＴＭＳ３２０Ｃ６４１０」は動作周波数400Ｍヘルツで1ドル当たりの性能は89ＭＭＡＣ（8900万積和演算／秒）、合計メモリー容量は160ＫＢ。「同６４１３」は500Ｍヘルツで、性能対価格比は1ドル当たり69ＭＭＡＣ。合計メモリー容量は288ＫＢ。 周辺回路は、マルチチャンネル・クロック・シリアル通信をサポートする2個のＭｃＢＳＰ、ＩＩＳと主要なステレオコーデックと互換性を持つ2個のオーディオ・シリアル・ポート、16／32ビットのマイクロプロセッサー・ホスト・ポート・インターフェイス、2個のＩＩＣ制御シリアル・ポートを搭載する。 さらに従来外付けで必要だったクロック発信回路を内蔵しており、システムコストの削減やノイズ回避などの設計の簡易化を提供する。 「Ｃ６４１３ＥＶＭ」（評価モジュール）やＳｐｅｃｔｒｕｍＤｉｇｉｔａｌ社との共同開発による「Ｃ６４１６ＤＳＬ」ＤＳＰスタータ・キットの2種類の開発ボードを供給中。さらに「ＣｏｄｅＣｏｍｐｏｓｅｒＳｔｕｄｉｏ」ＩＤＥ（統合開発環境）などの「ｅＸｐｒｅｓｓＤＳＰ」ソフトウエア、開発ツールを供給する。 |
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