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16ビットマイコン 
ルネサス テクノロジはこのほど、フラッシュメモリーおよび車載ＬＡＮ規格のＣＡＮに対応するコントローラーを内蔵した高性能・高機能16ビットマイコン「Ｍ１６Ｃ／２９グループ」Ｍ３０２９０ＦＣＨＰなど6品種を製品化、きょう27日からサンプル出荷を開始する。価格は860円から960円（税込み）。量産は2005年1月で月10万個を予定している。 Ｍ１６Ｃ／２９グループは、Ｍ１６Ｃ／Ｔｉｎｙシリーズのラインアップ強化として既存のＭ１６Ｃ／２８グループの強力な周辺機能を継承し、車載ＬＡＮ規格のＣＡＮコントローラーを追加、メモリー容量を拡大した製品。 新製品は、ＣＡＮ対応コントローラーを一チャンネル内蔵、ピン数の増加を抑えながら豊富な周辺機能を備えている。また、プログラム格納用途のフラッシュメモリーを最大128ＫＢ搭載しており、プログラム規模の増加に対応できる。このフラシュメモリー容量は3種類を用意している。 加えてプログラムおよびデータ格納用途に使用可能な2ＫＢのブロックを2ブロックで構成した4ＫＢのフラッシュメモリーを搭載している。これによりデータ格納用の外付けＥＥＰＲＯＭを削減できるため、システムコストの低価格化が図れる。 ＣＰＵコアは、16ビットのＭ１６Ｃ／６０を搭載し、動作電圧が3.0から5.5Ｖの範囲で最大動作周波数は20Ｍヘルツ、最小命令実効時間は50ナノ秒の高速動作を実現している。 さらにタイマー機能におけるインプットキャプチャ／アウトプットコンペア機能、3相モーター制御回路の機能強化としてシングルシャント機能、ハードウェアマルチマスタＩ２Ｃバス機能や内蔵発振回路の周波数変更機能など豊富な周辺機能を内蔵している。パッケージは、80ピンＬＱＦＰ（12×12ミリ）と64ピンＬＱＦＰ（10×10ミリ）となっている。 |
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