電波プロダクトニュース
040427_03
自動車のコンピューター制御に、独自のドライブ・バイ・ワイヤシステムの開発を進める。 アルプス電気は、異なる複数の操作感触を人工的に作り出すことのできるハプティック技術を応用し、自動車のコンピューター制御による操作にフォースフィードバック機能を付加した独自のドライブ・バイ・ワイヤシステムの開発を進めている。5月26日から東京・品川で開催するALPSSHOW2004会場で、同システムの参考出品を行う。 自動車や飛行機などの操作情報を電気信号に置き換え、コンピューターで制御することにより機器を操縦するシステムを、エックス・バイ・ワイヤという。現在、自動車の操作は、ハンドル、シャフト、ギアからタイヤにいたる一連のメカに代表されるように機械的つながりで行われている。一方、安全性向上のニーズの高まりなどから、コンピューター制御による自動車操作が広がりをみせつつあり、ドライブ・バイ・ワイヤーと呼ばれている。 ドライブ・バイ・ワイヤーでは、ドライバーに伝わる路面状況などの情報伝達の制御を行うことができ、安全性の向上が図れる。加えて、操作システムとして機械的つながりを保持するための拘束がなくなるため、操作形態や車室内レイアウトの自由化、軽量化が可能となる。 しかし、コンピューター制御による操作システムの問題点として、操作情報は電気信号として伝達されるため、実際の路面状況、車両状況、警告状況などのドライバーへの情報伝達が欠落する。同社は、これらの情報欠落を補うため、ハプティック技術の応用を模索。ハプテックコマンダに生かされたフォースフィードバック技術により、欠落した情報をドライバーへ感触として伝えることを実現する。 |
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