電波プロダクトニュース
040423_04
録音再生LSI 沖電気工業は22日、デジタルビデオカメラやボイスレコーダー向けに、CD並みの音質を実現する音声録音再生LSI「ML2308」を開発、6月からサンプル出荷を始めると発表した。当面、月産30万個の量産を目指す。サンプル価格は1,000円。 新製品は、マイクアンプやヘッドフォン、スピーカー駆動用デジタルアンプをワンチップに内蔵した。特に、音声アナログ信号とデジタル信号を相互変換方式として、1ビットΔΣ(デルタシグマ)型AD/DAコンバーターを採用し、オーディオ品質の向上を図った。また、音声波形を符号化する方式として独自の音声圧縮機能ADPCM方式や、ウインドウズOS上に標準搭載されているマイクロ・ローPCM方式を採用し、長時間の録音再生用途に対応できる。 信号レベルと残留ノイズレベルの比を表す録音再生時S/N特性は88デシベルを実現、出力電力効率は約80%を達成、同社アナログアンプに比べ2倍以上向上した。 今回開発したオーディオ信号処理部とスピーカー駆動用デジタルアンプ部は、IPコアとしてASIC向けにも供給する。 |
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