電波プロダクトニュース
040421_01
映像処理用LSI 日本ビクターは20日、PDPや液晶テレビなどのフラットディスプレイ向けに鮮やかな高画質映像を再現する32ビットCPU搭載の映像処理専用LSI「GENESSA(ジェネッサ)」を開発したと発表した。同社が来月発表予定のPDP、液晶テレビに搭載する。 同社は2001年9月に、地上放送などのNTSC放送からデジタルハイビジョン放送まで、さまざまな映像信号を総走査線数1500本で高精細表示する高画質デジタルテレビ技術「DET」を開発し、毎年進化させながら、同社デジタルテレビに搭載してきた。これまでのスケーラー、IP変換などの画像変換部の高画質デジタル技術に加えて、映像信号に含まれる色の階調表現の処理をLSI化し、独自のアルゴリズムにより、人の見た目により近い映像表現を実現した。 「GENESSA」は明るさや色再現性など映像処理の核となるデバイス部に世界で初めて32ビットCPUを搭載し、1フレームごとにリアルタイムで階調補正、輝度調整などを行い、最大2倍のコントラストを実現した。 入力映像の明るさの最大値、最小値、変化量、分布といった特徴を抽出し、1フレームごとにCPUにより動的に解析、判断して最適な画像処理を行うため、異なる表示デバイスの特性を最大限に生かすことができる。 1フレームごとの映像情報解析枚数を従来の数パターンから約200万パターンへ拡大した自動最適補正機能を実現する新開発「インテリジェントγ(ガンマ)」、記録色を鮮やかに再現する「カラークリエーション」機能やオートコントラスト、適応型APL補正回路などを搭載し、PDPや液晶パネル、同社独自の高精細表示デバイス「D―ILA」など、特性の異なる表示デバイスや映像コンテンツに対応、臨場感のあふれる高画質映像を再現する。 「インテリジェントγ」により、動画部において従来困難だった階調制御を最適化、CPUにより最適なγ補正をリアルタイムかつ16次関数(従来は3次関数)で自動制御することでよりリアルな映像を再現する。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|