電波プロダクトニュース
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チップアルミ電解コン サン電子工業(大阪府四条畷市岡山東1―1―18、礒垣幸治社長)は、電解液陰極に導電性高分子ポリピロール電解質を加えた独自のハイブリッド陰極形チップアルミ電解コンデンサー「EPcap」のシリーズを一気に拡大する。 小型大容量・低ESR、小型・低背、長寿命の要望に応え4シリーズを加える。三洋電機電子デバイスカンパニーできょう5日から発売する。アルミ電解コンデンサーの5分の1―10分の1、機能性高分子固体電解コンデンサーと同等の低ESRや価格が機能性高分子固体電解コンデンサーより30―50%安いといったEPcapの特徴を持たせながらフラットTV、PC周辺機器、ノートPC、DSC、カーナビ、ゲーム機、IPフォン、産業機器、車載などへ用途を広げていく。 新製品は低ESRの「CE―EXRシリーズ」(3品種)、小型・低背の「CE―EX8」(2品種)「CE―EXS」(同)、長寿命の「CE―EXP」(同)の4シリーズ9品種。 いずれも電解液陰極に導電性高分子電解質をプラスして形成するハイブリッド陰極の酸化剤、重合温度、重合時間、雰囲気など素材構成材料の最適化、陰極ポリマーの酸化重合方法の改善を図り、シリーズ展開した。 価格はケースサイズφ10×10.5ミリ品で各シリーズ20円/個。すでに発売している低ESRの「CV―EXシリーズ」を生産している出雲工場(島根県出雲市)で4シリーズ合わせて月産能力700万個で生産を立ち上げた。 これによりEPcapの生産能力は月産1200万個になった。同社国内生産の主力製品のひとつにしていく。 CE―EXRシリーズはケースサイズφ6.3×6ミリ/φ8×10.5ミリ/φ10×10.5ミリ、定格電圧4―25V、静電容量10―1200μF、ESR(100kヘルツ)14―57ミリΩ、耐久性105度C3000時間。6.3Vのφ6.3×6ミリでESRを同社従来品の28%減の36ミリΩに、φ10×10.5ミリで同40%減の15ミリΩに低減した。 CE―EX8シリーズは製品高さ8ミリ品。φ6.3×8ミリ/φ10×8ミリ、4―25V、10―470μF、26―49ミリΩ、105度C2000時間。CE―EXSシリーズはφ5×4.5ミリ、φ6.3×4.5ミリの低背品。4―10V、27―82μF、35―42ミリΩ、105度C1000時間。 CE―EXPは125度C1250時間の長寿命を実現。φ8×10.5ミリ/φ10×10.5ミリ、6.3―25V、22―560μF、16―30ミリΩ。 5月にはCE―EXRシリーズの高電圧品として35V品(φ10×10.5ミリ、22μF、30ミリΩ、105度C3000時間)のサンプル出荷を開始する。 |
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