電波プロダクトニュース
040402_05
指1本で高倍率ズーム操作、10形ズームコントロール用ボリュームを開発。 アルプス電気は1日、人にやさしい入力デバイス開発の一環として、人間の指先の動きに着眼した小型かつ高倍率ズームに適した10形ズームコントロール用ボリューム「RK10Nシリーズ」を開発、今月下旬からサンプル出荷開始すると発表した。 サンプル価格は、315円。生産計画は、2005年3月にはコンポーネント事業部涌谷工場(宮城県涌谷町)で月産25万個を予定する。 DVCやデジタルカメラでは、小型化とズームの高倍率化が進み、高倍率ズーム操作を指先1本で容易に行える小型の部品が求められている。新製品は、指先での操作に適した円弧運動でズーム量を可変するデバイスとして開発したもので、さらに、指先で広角と望遠の操作が容易にできるように、レバー部分が常に中心にもどるセルフリターン機構を搭載している。 この機構には、従来使用されてきたトーションバネに代わり、これまで同社で培われた機構技術の応用により2つのコイルバネによる機構を採用。これにより、小型化と高倍率ズームに適した長い抵抗体しゅう動距離を実現した。 コイルバネは、トーションバネのように動作円の半径や中心位置を制限するアームがないため、円の中心を部品筐体ケースの外側に置く設計が可能になり、長い半径を持つ大きな円周上での円弧運動が確保できる。 大きな円周の確保は、小さな運動角度長い抵抗体しゅう動が実現でき、高倍率ズーム調整が可能。円弧運動角度は、業界従来品の2分の1(プラスマイナス13度)ながら、抵抗体しゅう動距離は2倍の約4ミリメートルを実現した。外形寸法は10×4.2×5.05ミリメートル(レバーおよび取付け部を除く)。 |
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