電波プロダクトニュース
040331_03
画像処理LSI 富士通は、携帯電話の静止画や動画および2次元、3次元グラフィックスの処理を専用回路により実現した携帯電話向け画像処理LSI「MB86V01」と「MB86V00」を開発し、30日から販売活動を開始した。サンプル価格はそれぞれ4,000円と4,500円。 新製品は、最大200万画素のJPEG静止画の圧縮・伸張機能に加え、富士通研究所と共同開発したMPEG4動画処理専用回路を搭載している。これにより、MPEG4動画をQVGA(320×240画素)サイズの時は毎秒30フレーム、VGA(640×480画素)サイズの時は15フレームでそれぞれ圧縮・伸張することが可能なため、高品質な画像の撮影・再生ができる。さらに2次元、3次元グラフィックス専用回路を搭載しているため、最大1677万7216色の鮮やかな表現が可能である。 両製品ともこれらの画像処理機能を専用回路によって実現しているため、世界最小クラスの消費電力で動作させることができる。MPEG動画処理の専用回路部では、QCIF(176×144画素)サイズのMPEG動画を15フレームで圧縮・伸張する場合で消費電力13mWを実現している。 MB86V00は64MビットSDRAM搭載SIPタイプとなっている。 いずれも0.18ミクロンプロセスにより、スタンバイ時のリーク電流を30μA以下に抑えている。これにより携帯電話の動作時間をより長くすることができる。パッケージは10ミリ角FBGA―289ピン、0.5ミリボールピッチ。 同社では、より高度な画像表示や低消費電力機能を付加することができる専用ソフトウエアも同時に発売した。 |
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