040327_03日立金属情報部品カンパニー

040327_03
　

日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
3月27日	040327_03	日立金属情報部品カンパニー	半導体モジュール	機能モジュール他	情報家電用

アンテナスイッチモジュールなど

　日立金属の情報部品カンパニーは、2004年は携帯電話用アンテナスイッチモジュールやアイソレーター（端末／基地局用）で売上げの大きな伸びを計画する。グローバルな営業・生産・Ｒ＆Ｄ体制を武器に国内外で積極的な展開を図っていく方針で、ＧＳＭ携帯電話用アンテナスイッチモジュールでは、年内に世界シェア2位への向上を見込む。

アンテナスイッチモジュールは、６７５０サイズ・トリプルバンドモジュール、５４４０サイズ・トリプルバンドモジュール、４５３２サイズ・デュアルバンドモジュールなど小型高性能の機種を揃え、特に昨年後半以降、従来のデュアルバンドからトリプルバンドへの移行が進み、今年に入ってからも好調が持続している。

アンテナスイッチモジュールの生産を行う中国・蘇州工場では、この1年で生産が約4倍に拡大し、フル稼働が続いている。同社のアンテナスイッチモジュールは、マイクロ波設計とセラミック積層技術の最適な組み合わせによる高性能などを特徴に、市場から高い評価を得ている。単機能部品としても、カプラ―やＲＦ高周波トランス、分配トランス、アンテナスイッチなどを供給する。携帯電話用アイソレーターは、4ミリ角タイプに加え、今年は第3世代携帯電話向けに、3.2ミリ角の小型タイプの採用拡大を見込んでいる。

基地局用アイソレーターは、昨年末以降、欧州市場向けの受注が拡大しているのに加え、中国ＰＨＳ基地局向けの受注もここにきて回復の兆しをみせている。情報部品カンパニーでは、全員営業のキャッチフレーズで、開発、営業、ライン管理者を含めた連携強化によるＣＳ向上への取り組みを強化しており、確実に実績に結びついてきているという。04年も引き続き、全員営業、グローバル展開への取り組みを強め、事業拡大を目指す。フェライトについても、液晶バックライト用昇圧トランス、キーレスエントリーコア、携帯機器用パワーインダクターなどを中心に好調に推移している。