電波プロダクトニュース
040324_06
ノイズを低減、白色LEDドライバーIC充実。 東光は、インダクティブ方式の白色LEDドライバーIC市場で強みを持つ。社内のコイル部門と連携を取り、ノイズの低減や耐衝撃性などの信頼性向上を図った。4月からは、フリップチップタイプで0.7ミリ厚のパッケージを使った「TK11855F」の量産出荷も本格的に始まる。 携帯電話などの液晶ディスプレイでは、バックライトに白色LEDを利用している。点灯させるためのDC/DCコンバーターは、輝度ばらつきを抑えるインダクティブ方式と、ノイズがなく回路が簡便なチャージポンプ方式が使い分けられている。 「顧客のニーズに基づき、全方位で対応していく」のが同社の基本方針だが、コイル部門を社内に持つ強みを生かし、インダクティブ方式の白色LEDドライバーICで先行した。 インダクターは、磁束が外部に漏れないようにフレーム構造を最適化した。 600回の落下衝撃テストでも、フェライト・クラックや接続端子のはがれがないなど、実装を含め信頼性も向上させた。 「顧客から要求があれば提供できるよう、信頼性に関するさまざまなデータも蓄積している」という。 これまで、国内携帯電話メーカーは、チャージポンプ方式を全面的に採用してきた。同社が携帯電話向けに特化し、インダクティブ方式でノイズの問題を解決し、信頼性を高めたことから、大手の携帯電話メーカーに採用が決まった。 「インダクティブ方式の白色LEDドライバーICを採用している携帯電話の中で、3―4灯向けのTK11851を中心とした当社の世界シェアは20%」という。 近く、量産を始める「TK11855F」は薄型化を図るとともに、PWM制御を行うことで効率は85%を達成した。 カメラ付き携帯電話向けのフラッシュドライバーIC「TK11891F」とインダクター「D312C」も品揃えしている。最大4灯の白色LEDを100ミリAで駆動できる。 |
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