電波プロダクトニュース
040324_07
高インピーダンスの積層チップビーズ、ノイズ除去効果高める。 TDKは23日、ノイズ除去効果を高めた高インピーダンスの0603(0.6×0.3ミリメートルサイズ)タイプの積層チップビーズを開発し、4月から月間1000万個の規模で量産を開始すると発表した。サンプル価格は20円/個。 新製品は2003年6月に発売し、豊富な実績を有する積層チップビーズ「MMZ0603シリーズ」を高インピーダンス化したもの。デジカメなどの高機能化といった技術トレンドにあって、ノイズ対策も一段と高度な技術が要求されるようになってきた。この動きに対応したもの。 ラインアップはインピーダンス値が従来品の最大特性240Ωと比べ、約2倍の470Ωと2.5倍の600Ωの2種。また、一般信号ライン用Sタイプであるため、幅広い用途のノイズ除去が可能である。 新製品は独自の材料技術と多層積層技術を融合し、ペースト状に処理した磁性体材料と誘電体材料をミクロンオーダーで制御し、積層、焼成した完全モノリシック構造の高信頼性を実現している。また、鉛および鉛化合物を一切含んでおらず、鉛フリーハンダに対応し、しかもRoHS(欧州危険物質使用制限指令)にも対応する。 |
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