電波プロダクトニュース
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描画ソフト ルネサス テクノロジはこのほど、次世代カーナビゲーション機器向けの高性能SoC(システム・オン・チップ)SH7770向けの描画ソフトウエア「グラフィックスソフトウェアエンジン」を開発、7月から提供を開始する。 このソフトウエアは、SH7770が内蔵している2Dおよび3Dグラフィックエンジン用のAPIを提供するプログラム。 2Dグラフィックスエンジンは、地図描画の基本構造であるライン、矩形、多角形などの描画機能に加え、アンチエイリアスや道路描画に適した太線描画などの機能を内蔵している。 また、3Dグラフィックスエンジンは、高度で高速なマルチメディア・アプリケーションにも対応可能な性能であり、アンチエイリアス、グーロシェーディング、トリリニアフィルタリングなどの本格的な3D描画を実現できる。 開発期間40分の1に さらに「グラフィックソフトウェアエンジン」を組み合わせることにより、描画の最大性能は250Mピクセル/秒となる。 同社のSH―4マイコンとQ2SDの組み合わせに比較してライン描画が2倍、矩形描画が4倍、多角形が4倍、さらにジオメトリエンジンの使用により、鳥瞰地図描画では約40倍の処理速度向上を1チップで実現できる。 そして2Dグラフィック機能で鳥瞰図の地図や人物などの3Dモデルによるガイダンス表示を行うなど多彩な表示が可能である。開発期間も最大40分の1程度まで短縮できる。 このソフトウエアは、車載情報端末向けのOS「Microsoft Windows Automotive v4・2」上で動作する。 |
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