電波プロダクトニュース
040323_01
システムLSI NECエレクトロニクス(戸坂馨社長)は22日、業界で初めてDVDレコーダー用に画像・音声処理機能などバックエンドに必要な処理をすべて搭載したシステムLSI「μPD61181」を製品化、サンプル出荷を開始した。 量産は10月に開始し「2005年4月には月産50万個で生産する。世界シェア3割をねらう」(第2システムLSI新津茂夫事業部長)。量産はNEC山形とNEC九州の0.15μmプロセスラインで行う。 「μPD61181」を使用すれば、従来8チップで構成していたDVDレコーダーのバックエンド機能が3チップで可能で「システムコストは約半分に削減できる」としている。 今回、同社が昨年開発したデジタル放送受信とDVD録画・再生が可能なシステムLSI「μPD61171」をベースに、3次元Y/C分離機能搭載ビデオデコーダーLSI「μPD64011B」とデジタルビデオカメラの画像を入力できるIEEE1394Linkレイヤーコントローラー「μPD72893B」を集積した。 複数の外部メモリーの接続を1つに統合できる、ユニファイドメモリー技術を用いたことが大きな特徴で、従来各LSIに必要だった16MビットSDRAM、フラッシュメモリーが1つに集約できた。回路の工夫によりトランジスター数は「μPD61171」の3000万トランジスターと同等の3500万トランジスターに抑えた。 パッケージは27ミリメートル角の449ピンプラスチックBGAで提供する。サンプル価格は1万円。 同社によると、03年のDVDレコーダー市場は400万台、04年には1000万台、05年2000万台と予想している。 同社では、DVDレコーダーでキーデバイスとなる画像圧縮を行うMPEG2エンコーダーLSIは、03年で300万個出荷し、3次元Y/C分離LSIは約7割の市場シェア、DVDデコーダーLSIでも高いシェアを獲得しており、集積化によってさらに高いメリットを提供していく。 |
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