電波プロダクトニュース
040322_03
デジタルアップコンバーター 米アナログ・デバイセズ(ADI)はこのほど、第3世代携帯電話基地局向けに同社のVersaCRESTテクノロジーを搭載したデジタル・アップ・コンバーター「AD6633」を発表した。 VersaCRESTクリストリダクションエンジンは、シグナルチェーン初期でのピークパワーを予測してパワーを低減し、ベースバンド信号からIF(中間周波数)信号への最適な変換を行う。 このため、これまでピークレベルを示す信号によって引き起こされる出力のひずみを避けるため、高価なパワーアンプを採用していた基地局メーカーは、同社の新コンバーターでピーク対平均パワー比を最大6dB低減し、40Wのアンプを10Wに置き換えることができる。 消費電力は最大65%低減できる。 AD6633はさらに、はじめてクリストファクターリダクション技術を備えたデジタル・アップ・コンバーターで、プログラマブル・ワイドバンド・チャンネル・フィルタを搭載し、CDMA2000、W―CDMA、TD―SCDMAの3Gワイヤレス規格に対応する。 125MSPSの速度で動作し、4、6チャンネルを処理し、クレストファクターの低減と信号歪みの調整を可能にする。 32ビットチューニング高分解能の全複素NCO、最大―105dBcの良好なスプリアス性能、出力ゲイン制御を提供する。電源電圧は、入出力用が3.3V、コアが1.8V。 「AD6633」は現在サンプル出荷中で量産出荷は2004年8月の予定。 196ピンBGAパッケージで供給され、価格は6チャンネルバージョンが60ドル(1万個受注時の単価)、4チャンネルバージョンが40ドル(同)。 |
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