電波プロダクトニュース
040320_02
D級アンプ 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は1.45×1.45ミリメートルWCSP(ウエハーチップスケールパッケージ)に搭載した業界最小の2.5W出力フィルターレスD級アンプ「TPA2010Di」の提供を開始した。400ミリW出力時(8Ωのスピーカー)に88%の効率、100ミリW出力では80%の高い効率を実現している。 THDプラスN(歪率プラスノイズ)は0.2%以下(500ミリW出力時)、出力電圧ノイズレベルが36μVと高い音質を提供する。 これまで、D級アンプは高い効率を実現することから、省電力化が可能で、ノートPCやPDA、液晶テレビなどで採用が進んでいた。しかし、携帯電話ではパッケージサイズや性能面(音質)から課題があり実用にいたらなかった。 同社は02年に他社に先駆け携帯電話向けにAB級アンプと同等の性能を実現したフィルターレスD級アンプを市場供給したことで、FOMAをはじめ8機種に採用、今年はさらに2、3社に搭載が予定されている。国内に加え、海外でも最大手メーカーでの採用が始まっているという。 「テレビ電話の連続視聴時間が2、3割長寿命化できる。今後ステレオ出力やデジタル入力対応などラインアップ強化を行っていく」(同社)という。 携帯電話向けにAB級アンプで実績ある米ナショナル・セミコンダクター社も、オーディオアンプBoomerシリーズにフィルターレスD級アンプ「LM4667」を加え、供給を開始した。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|