電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月16日040316_01 三洋電機 半導体集積回路 ドライバー・コントローラ 音響・映像用

信号処理LSI



 三洋電機は15日、12倍速の高速書き込みが可能なDVDデュアルドライブ対応信号処理LSI「LC897491」を開発、サンプル出荷を始めると発表した。4月以降月産100万個で量産に入る。サンプル価格は2,000円。

新製品はパソコンに内蔵されるDVD±R/RWに対応した記録型のDVDドライブ(DVDデュアルドライブ)の高速記録を可能にする。これまで、パソコン向けは8倍速のDVDデュアルドライブが主流となっていたが、DVDプラスRでは、今年半ばから12倍速に移行する見通しから、新製品を開発した。

LC897491は、DVDやCD―ROMのエンコード/デコードなどの処理を行うが、0.25ミクロン・プロセス技術やLSIの回路を工夫することで、演算処理性能を向上し、記録波形の出力分解能を高め、高速書き込みに対応した。DVD12倍速、CD52倍速の記録速度およびDVD16倍速、CD52倍速の再生速度を実現した。

また、パソコンからの書き込みデータが遅れても、ディスクに連続的な書き込みを可能とする独自の「BURN―Proof」や、市販のCD―Rメディアに2倍の容量を記録できる「HD―BURN」記録再生方式に対応している。さらに、8Mビットのフラッシュメモリーをマルチチップパッケージ技術で搭載。従来6チップ必要だった回路が、新製品とSDRAM、RF、ピックアップの4チップ構成で実現できる。

同社は、16倍速のDVD記録に対応するLSIも開発中で、顧客の商品開発状況を見ながら、今年末にも量産体制を整えていく計画。 なお、世界の光ディスクドライブ市場について同社は、03年の2億3300万台に対し、04年は2億5400万台、9.0%の伸びを予測している。


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