電波プロダクトニュース
040305_06
視野角調整フイルム 住友スリーエム(3M)はこのほど、銀行などのATM液晶表示装置用の視野角調整フィルム「ビキュイティ・デュアルライトコントロールフィルム(DLCF)」を国内開発し、全国の金融機関やATM装置メーカー向けに本格販売開始した。初年度6億円の売上げを見込む。 銀行のATM操作中に脇から暗証番号や残高を除き見され、犯罪に巻き込まれるケースが増加している。これは、ATM端末の液晶表示装置が水平に設置されており、斜め後ろの左右から表示が見えてしまうことが原因の1つといわれている。 3Mでは、マイクロメーターサイズの微細なルーバー構造をアクリルやPETフィルムに組込むことにより、窓のブラインドのように視野角の調整が可能なライトコントロールフィルム(LCF)を開発し、パソコンや携帯電話などでは覗き見防止用として、カーナビなどでは車載ディスプレイの視認性の向上や夜間のフロントガラスでの写り込み防止用としても幅広く採用されている。 今回の新製品は、視野角を調整するため2枚のLCFを直交させ、ルーバー層を2層持たせることにより左右と上下に光をカットする特性を持たせることにより覗き見を防止する。低位置から端末を操作する車椅子でも除き見を防止できる。透過率も従来のLCFと同様の約65%。材質はPETで、厚さは1ミリメートルであるため、既設のATM端末にも点検時などに簡単にセッティングできる。 |
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