電波プロダクトニュース
040305_07
ファンコントローラ SMSC(スタンダード・マイクロシステムズ)ジャパン(東京都品川区大崎1―6―4、鈴木康夫社長)はこのほど、デジタル家電やパソコンなどに搭載されるLSIを冷却するファンモーターの静音化を可能にするファンコントローラー「EMC6D103/6W201」を開発し、サンプル出荷を始めた。同時に、SMバス対応の温度センサー「EMCT03」も発表した。 薄型テレビやDVDレコーダー、ゲーム機器、パソコン、サーバーなどに搭載される、高性能CPUや画像処理LSIは、高速処理を行う際に、LSI自体が発熱し、動作補償の温度範囲を超えると、誤動作や破壊の原因となるため、ファンモーターを回しLSIを冷却している。しかし、家庭など静かな場所では、ファンモーターの風切り音や、モーターの回転数を変えるために電源をオンオフさせるときに発生するスイッチングノイズが騒音となり、課題となっている。 「EMC6D103/6W201」は、25kヘルツの高周波でPWM(パルス幅変調)を行い、可聴域でのスイッチングノイズをなくすとともに、上昇温度に応じてファンモーターの回転数を制御することで、対策していないものに比べ「騒音を6デシベル低減できる」(同社)という。 さらに、EMC6D103は、パソコン用の新しいマザーボード規格で提案されている4ワイヤーファンに対応している。 このほか、3カ所の温度モニター、5カ所の電圧モニター機能を内蔵した。 EMC6W201は、ファンモーターの回転スピードを変化させるとき、低温時は遅くし、高温に達したときに一気に回転数を上げる「ピースワイズ・リニア」機能も搭載した。温度モニターは6カ所、電圧モニターは5カ所できる。EMCT03はプラスマイナス1%の精度で、3カ所の温度測定ができるセンサー。 |
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