電波プロダクトニュース
040305_01
高感度感圧技術 松下電器ホームアプライアンスグループは4日、フレキシブルな圧電ケーブルセンサーの出力信号を独自の波形分析手法で処理することにより、衝撃から人体の微小振動まで幅広く検出が可能で、かつさまざまな場所に自在に設置できる高感度感圧技術を開発したと発表した。 この新技術は、今年5月にフランスベッドから発売される「危険予防装置付き電動介護ベッド」に搭載される。微小な体動を検出して離床/着床を2―3秒で判定。離床時にはベッド利用者の安全を確保するために、連動した照明を自動的に点灯させるという。 同社が01年2月に開発発表した圧電ケーブルセンサーは、中心電極、複合圧電体(樹脂とセラミックス粉体の混合)、外側電極、被覆を同軸状に成形した直径2.5ミリのフレキシブルな圧電センサー。 従来の感圧センサー(テープ状のスイッチなど)では折り曲げると誤動作するなど設置条件が限定されるといった課題があったが、圧電ケーブルセンサーは半径五ミリの屈曲でも正常な検出信号が得られる。 今回開発した波形分析手法は、外乱を含む混在振動から、フィルターや信号処理などにより、目的とする対象に固有の信号成分を検出するもので、人体転倒程度の大きな衝撃(加速度100Gレベル)から安静時の人体の微小振動(加速度0.001Gレベル)まで幅広く高感度に検出することが可能。生体に特有の微小振動を抽出できるので、単なる重量センサーなどと異なり、生体と物を区別して検知できることが大きな特徴だ。 圧電ケーブルセンサーと合わせて、介護・健康用途のほか、家電機器用途(機器操作を行うタッチセンサーなど)、セキュリティ用途(床メンの微小振動や窓の衝撃で侵入者を検出するセンサーなど)への応用が期待されている。 |
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