電波プロダクトニュース



040304_05
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月4日040304_05 ウインボンド/日本 半導体集積回路 ドライバー・コントローラ 情報家電用

MPEG2チップ



 台湾の大手IDM(総合半導体メーカー)ウィンボンド・エレクトロニクス社の日本法人「ウィンボンド・エレクトロニクス」(横浜市、白庄司進社長)は、ワイヤレスLAN用の安価なMPEG2チップを開発、商品化した。さらにデジタルカメラ(DSC)・携帯電話向け画像信号処理プロセッサーの開発にも取り組んでおり、11月のサンプル出荷を目指している。

同社では、これら日本開発製品をLCDドライバーに続く、戦略製品として、新しいビジネスの柱に育成していく計画。 ウィンボンドは、半導体の設計から製造まで一貫して行うメーカーで、SRAMやLCDドライバー用IC、デジタルAV用ICなどを主力としている。

日本法人は、同社100%出資により2001年1月設立、日本の強いデジタル・コンスーマー市場の前線基地として営業、製品開発活動を行っている。設立時は、わずか3人でのスタートだったが、業容の拡大、将来の発展に備え、3年後の現在ではベテランを含む技術開発者を中心に50人近くまで増えている。

MPEG2の新製品は、ワイヤレスLAN分野を対象に開発されたもので、ことし6月ごろからの量産立ち上げを予定する。日本や米国の関連機器メーカーへの拡販を計画する。 「画像の圧縮、伸長のニッチな所に特化、当社の特徴を発揮して行きたい」(白庄司社長)。 開発中の画像処理用プロセッサーは、300万画素のオートフォーカス向けに特化したもの、という。


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